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08年02月11日[IAMAS2008コラム]先生の目線:第五回

開催までいよいよあと20日を切りました。実行委員をはじめ出展者は各自の仕事や作品の調整で慌ただしい日々を過ごしています。そんな我々を陰ながらサポートしてくれる先生方の中から、今回はアカデミーCGIコース村上寛光さんの応援のメッセージをいただきました。
IAMASの卒業生でもある村上さんは、普段から助教として講義やプロジェクト(iamasTV ※下記写真参照)をサポートし、プライベートでは学生たちから良き先輩、良きお兄さんとして慕われています。

[村上さんからのコメント]
IAMASは24時間ほぼ365日いつでも制作が出来る環境が整っています。自分の席とコンピュータを各自割り当てられ、思う存分制作に没頭する事が出来る恵まれた制作環境が提供されています。24時間使えますが、静かで集中できる時間帯の夜中に作業をする学生が多いため、夕方に学校へ来て朝まで作業をして家に帰るという生活パターンが増え、まるで毎日がみんなで合宿をしているかのような和気あいあいとした雰囲気です。
僕自身もIAMASの昔の卒業生で、思い返すといつでもまわりに様々な専門の仲間がいて夜通し作品について議論したり、互いの制作のアドバイスが出来るような環境はとても貴重だったなと思います。今のIAMASも同じようにきちんと引き続かれていて、学生たちは夜を徹して作品について語り合い、制作に専念する姿を見ることができます。

iamasTV01iamasTV02個人的に今年の卒業生は、入学して最初に受ける授業の「モチーフワーク」の担当をした縁もあって学生ととても近い距離で接する機会が多くありました。今年の学生は意欲的な学生が多く、協調性があってとても仲のよい学年だなという印象でした。授業や制作が忙しくなっていくと異なるゼミやコース間での交流が少なくなりがちですが、この学年はそうした横の繋がりがとても強くて、それが作品制作にも生かされているように思います。
また、卒業制作展が学生によって企画?運営など全て行っている事は他でも触れられていますが、今年は学生の結束力が例年以上に高くみんなで協力し合っていい展覧会にしていこうという熱意を感じます。昨年の一年次の年次制作発表会では、全体的に作品の質もプレゼンテーションの内容も高くて卒業制作がどうなるのかとても楽しみでした。
卒業制作発表会の時点ではまだ完成まで達していないものが多かったのですが、期待通りに面白い作品が揃っていて完成された作品が並ぶ卒業制作展がとても楽しみです。ぜひ今年のIAMASの学生の2年間の合宿の成果を見に来ていただければと思います。

岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー
CGIコース 助教
村上寛光

村上さん、ありがとうございました。