作品名/作家情報
デバイス間の距離に
着目した習作
作品形態: iPhoneアプリ
人の耳に聴こえない程度の高可聴閾音を使って、デバイスとデバイスの間の相対的な距離を計測することによって、その距離感をつかったインタラクティブな作品制作を試みた.
作品詳細
IAMASでは主にiPhoneをはじめとしたモバイルメディアを使用した表現可能性の探求を行ってきた。2011年度DSPコースプロジェクトでは、高可聴閾音を使ってデバイス間の通信を行うUSC(Ultra Sound Communication)通信の手法を研究した。
現在のモバイルデバイスで使われている主な通信技術(3G回線、Wifi、Bluetooth通信など)では、おおむね10m以内のデバイス間の距離を計測することが難しいが、一方のデバイスから人の耳に聴こえない高可聴閾音を鳴らし、もう一方のデバイスでその振幅を測ることで、 測距センサーのような距離を計測するセンサーがついていないiPhoneにおいてもデバイス間の相対的な距離を計測できるのではないかと考えた。